~ 理事長のブログ ~

 ⇒ プロフィールはこちらをご覧ください。

 ⇒ ご意見・ご感想はこちら。


「クローズアップCHIBA50」に掲載されました! ご覧ください。
「クローズアップCHIBA50」笑顔グループ


「覚悟の瞬間(とき)」(↓ クリック!)
覚悟の瞬間 医療法人社団優和会 松永平太
2025年11月12日(水)

母親大会・児玉三智子さん

この日曜日、南総文化ホールで開かれた千葉県母親大会IN安房に参加してきました。
「生命(いのち)を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」
なるほど、生命を生み出すのは母親のみ。父親はいったい何をしたらよいのだろうか。



ノーベル平和賞を受賞した日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)事務局次長の児玉三智子さんのお話を聴きました。そのテーマは
「戦後・被爆80年 今 平和の願い新たに、そして次世代に」

現在88歳の児玉三智子さんから、ノーベル平和賞は今年2025年に受賞される予定だったのが、核兵器が再び使われる危険性が出てきた世界情勢のために一年繰り上げて2024年に受賞したそうです。受賞してから日本全国から、世界から講演依頼が来ているとのこと。

8歳で被爆した児玉さんから、たった一発の原爆から一瞬にして子供たち含む14万人ものの尊い市民の命が犠牲になってしまった。その光景は地獄。オブラートに包みながら話していただいたと思いますが、両目が飛び出し垂れている。。。、聴くに堪えられない思いを持ちました。

ノーベル平和賞受賞スピーチ田中2025 - Google 検索

私も長崎被爆二世として発言しました。

父は、原爆爆心地から500mほどの誰も助からないNo Man's Areaで長崎大学病院のコンクリートの壁のおかげで奇跡的にいのちが守られました。母は、看護師として救護のために長崎に入り、黒い雨にうたれて被爆しました。たった一発の黄色い爆風で、7万人もの尊い命が亡くなりました。

死ぬはずの父が生き残り、今の私がいます。奇跡です。感謝します。
その父からは原爆の話を聴いたことがないです。あまりにも酷くて語れなかったのでしょう。父の背中からガラスの破片が出てきたことを覚えており、被爆して20年以上たっていました。



今、高市首相が美しく、強い日本をつくりましょうと言い、軍事費を増やそうとしています。軍事費を増やすということは戦争の準備をするということと同じ。絶対にしてはならないことです。なのに、反対する声はあまりにも小さく、広がりも少ないように思えます。

戦争は絶対に良くないと全ての国民が思いながら、戦争への準備をしています。
私たちの願いと国が進もうとする方向が真逆を向いています。それは、政治が悪いから、教育が間違えているからです。もっと、政治に関心を持ち、平和教育をすすめていくべきでしょう。

世界唯一の被爆国が日本であり、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞をとっているのに、日本は国連での核兵器禁止条約を批准していない。恥ずかしいことです。
国民の願いを政治が受け留めていない。ろくでもない政治屋ばかりで、それを選んでいる無関心な日本人ばかりです。

児玉三智子さんは、粘り強く、あきらめず、平和のための活動を進めようと言っています。
そして、その思いを次世代へ伝え、広げ、核のない平和な日本・地球をつくろうと語っていました。とても88歳と思えないパワーを持った魅力ある女性でした。

私は児玉三智子さんに「10年後再び児玉さんを母親大会にお呼びしたいと思いますので、元気でお過ごしください。」と伝えました。または12年後100歳の誕生祝を盛大に開いても良いかと思います。それまで、みんな元気よく、ボケないで生きましょうね。


【各月のブログはこちら】
ページのトップへ戻る