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「覚悟の瞬間(とき)」(↓ クリック!)
覚悟の瞬間 医療法人社団優和会 松永平太

2023年09月27日(水)

ガンマ in 福の島

長崎県北部に松浦市に福島という小さな島があります。福島県の福島ではないですよ。
福島は佐賀県伊万里市との間に橋が架かり、歴史的には長崎に、交通の便で佐賀とのつながりがあります。長崎なのか佐賀なのか、はたまた福島ではない、不思議な島です。



人口約2000人の小さな島の唯一の有床診療所に、私の妹ガンマが医師として赴任しています。私同様に24時間365日島民のいのちを守るというミッションを遂行しています。どんな環境で医療を行っているのか、どんな医療を提供しているのか確かめに行きました。

有床診療所なので外来、検査を行い、病棟を持ち入院患者さんを診ています。また、それ以外には介護保険上のデイケアを運営しています。以前には訪問診療を行っていた在宅医でしたが、現在は在宅医療を行っていなく外来、病棟管理、そしてコロナ対策をしています。



今まで赴任してきた医師が住民の期待している医療をまったく提供しなかったどころか、赴任途中に突然辞めて島を出ていったという話を聞きました。島民はあきらめ、診療所に期待の心を持てなくなり、島外である伊万里市の医療機関を受診するようになったそうです。

経営的にも赤字の状態で、ガンマがテコ入れし診療体制の工夫をし、ベッド稼働率を上げて経営上トントンにしたとのこと。しかし、デイケア部門が赤字のままだそうです。そして、突然の病棟半分をグループホームへ転換するという松浦市からの通達が来たそうです。

公立診療所ですからいろいろあるでしょう。しかし、現場の声、現場の気持ちを汲み取りながら変革することが大切でしょう。私からガンマへ助言するならば、病棟を閉めてグループホームとデイケアと統合した看護小規模多機能サービスをつくることをすすめるでしょう。

福島は長崎なのか佐賀なのかよくわからない島。港の前に合ったスーパーも伽藍洞のスペースとなり、ガソリンスタンドもなくなり廃墟となっています。かつてあった商店街も理髪店など数軒となり、全国どこでもある限界集落の風景が広がります。故郷が消えていく。。。



そんな消滅可能性のある故郷を、どう守るか。それは、医療介護福祉の第4次産業が故郷を守る主産業だと考え、育て、工夫しまくることだと思います。高齢者はどこの田舎にも生きております。その高齢者を若者が支えるシステムを育てれば、今を守れて、未来も守れるかもしれません。



福島は福の島。福がたくさん詰まった島なのでしょう。
その島で、私の妹ガンマが地域医療を行っております。島民から信頼を得られていない状況からのスタートですが、その壁を打ち破ってくれるでしょう。頑張れ、ガンマ。


2023年09月15日(金)

地域共生全国ネットワーク名古屋大会2023

この週末、笑顔グループの仲間と名古屋へ行きます。
NPO地域共生を支える医療・介護・市民全国ネットワークが主催する第2回全国の集いIn 名古屋2023が開かれるからです。全国から2000名ほどが参加する予定になっています。



テーマが「愛と平和がつくる地域共生社会 ~ともに暮らし、ともに癒し、ともに生きる」
大会会長が名古屋の亀井克典先生で、地域医療のメッカであるゆきぐに大和病院、諏訪中央病院、佐久総合病院のフルコースで働いたことのある偉大な先輩医師です。

→ 大会ホームページ
→ プログラム
→ ごあいさつ

在宅ケアを支える診療所医療介護市民全国ネットワークというNPOと地域医療研究会という地域医療を実践している病院を中心とするグループが統合してできたNPO法人です。
いのちを助けるだけでなく、いのちを支えるケアを実践している人たちの集まりです。

医師だけでなく、歯科医師、看護師、薬剤師、セラピスト、ケアスタッフ、栄養士、事務などの多職種協働する専門職と一般の市民が参加します。おそらく、市民も参画する大会はこの会ぐらいしかないと思います。我が笑顔グループからの参加は6名になります。

久しぶりの対面形式の勉強会となります。やはり、ライブの方が気合が入り、勉強になります。私、ケアマネ、事務長、セラピスト2名、学生で向かいますが、すでに名古屋までの旅行気分になっております。千倉早朝5時、ひつまぶし、味噌カツ、手羽唐・・・目がけて出発。

2023年09月08日(金)

コスタリカの奇跡

コスタリカ、中米の幸せ大国。Costa Rica、まさにRichなCoast、豊かな海辺の国です。
カリブ海と太平洋に面し、首都はサンホセ、面積は九州と四国、人口は500万とチョッと。
コスタリカが何故豊かな国なのかを知りたくて、映画「コスタリカの奇跡」を娘と見ました。



戦争は良くない、全ての人が平和を願いながら、世界のどこかで戦争が起きています。
タバコは良くない、と科学的に証明されていながら命を守る国が喫煙を禁止していません。
温暖化で地球が壊れてきている、なのに温暖化対策をせず自国の経済を優先しています。

課題が明らかになっているのに、解決できない。解決しようという雰囲気も感じません。
このすべては、政治が解決すべきことだと考えています。できないのは、政治が悪いのです。
優れた政治家がいない、そんな思いを「コスタリカの奇跡」を観て感じました。

1948年、コスタリカはフィゲーレス大統領の下、軍隊を廃止しました。奇跡の始まりです。
軍隊を廃止し、兵器から人へ投資が始まりました。国民皆保険などの社会保障、教育、環境問題などにお金を使うようになり、コスタリカ国民はドンドン豊かに幸せになっていきました。

幸せ大国としてデンマークなどの北欧が有名です。国民幸せ度は複数の指数で評価されますが、お金のファクターを少なくするとブータンではなくコスタリカが世界一になるのです。貧しい中米で、世界一の幸せ大国ではなく小国になっているコスタリカから私たちは多くを学ぶべきでしょう。

社会的状況が不安定な中米で、隣国から攻められる可能性があるのに、なぜ軍隊を廃止することができたのだろうか。経済的に依存しているアメリカから軍基地の建設を要請されても、中立国としてはねつける強さは何故なのだろうか。それは、トップの政治家が優れているからだと思う。

軍隊を持たないと明示している国は、コスタリカと日本。日本って軍隊を持たない国?
日本の岸田首相は防衛費を増やすと明言していますが、防衛費を増やして中国に勝てるようになりますか。核を保有している北朝鮮に勝てますか。なのに、防衛費を増やすとは。

コスタリカ国民は、「軍を持たないおかげで、幸せになっている」と言っています。
世界一長寿、お金持ちで、平和で安全安心の国である日本国民は、「こんな日本なんて」と足りないところを探しては不平不満を言っています。教育が間違っているのでしょう。

多害無益であり他害無益である喫煙を法律で禁止することは政治家の仕事だと思います。
そばに落ちている幸せを気づかせるのは教育です。幸せを感じられない日本は教育方針が間違っているのだろう。その教育方針を定め、未来を創っていくのは政治家だと思います。

軍隊を廃止し、兵器から人へ投資を変え、平和な世界を創る。
沸騰地球を救う温暖化対策をすぐに実行し、未来の子供たちに地球を残す。
これは全ての国のトップが行うべきことです。本当の政治家しかできないことです。

SNS上で「戦争は、ジイさんが起こし、オッサンが戦い、ヤングが犠牲になる」と。
戦争を指示する人と戦争で犠牲になる人が異なるため、国の威信をかけたドロ沼戦争が続きます。
ロシアのプーチンは当然、ウクライナのゼレンスキーもダメな政治家です。

本当の政治家を期待します。

2023年09月05日(火)

覚悟の瞬間

「覚悟の瞬間(とき)」というSNS上のサイトがあります。
頑張っている人を紹介するコーナーで、みてみると有名人が多いです。
そのサイトに私が出ました。おそらく「笑って、食べて、愛されて」のおかげだと思います。

どんな毎日を送っているのかデイスケジュールを示し
こだわりのアイテム2つを紹介し
銀座で収録した映像がのっています。

恥ずかしいのですが、みなさまに紹介します。(↓ クリック!)

覚悟の瞬間 医療法人社団優和会 松永平太

2023年09月01日(金)

2023年8月

8月が過ぎ去ろうとしています。いろいろあった8月でした。
夏が過ぎ去る臭いはまだせず、秋の気配もまだまだです。クソ3つ暑いですね。
みなさん、夏休みの宿題は終わりました?私は、いつも通り9月1日の放課後からです。

末娘のココロがベルギーへ約10日間ホームステイに行き、ホームステイ先の女の子ルースと手をつなぎながら日本に戻り、約10日間のジャパンステイをしました。ロシア上空を飛ぶことができないので、かつて直通便の約10時間のフライトがドバイ経由で一日かかるフライトになりました。

ふつうの人が年数回あるかどうかのイベントが、ほぼ毎日開催しました。
美味しい食材を取り寄せホームパーティー、食べきれませんでした。
毎朝7時、平舘(へだて)地域のラジオ体操に参加しました。プチ山登りもしました。

私は仕事がありますので、ご主人様が頑張ってくれました。
私は「水曜日の午後は未来を創る時」を使って、施設診察などをさらっと終わらせた後お江戸に向かい、夜7時にディズニーランドへ、その後スカイツリー、そして東京タワーへ行きました。



ルースにWhat is the most favorite foods in Japan?と質問したら、予想通りSushi train。
A5等級ブランド和牛がスシローに負けた瞬間です。
でも、ルース、納豆食べてくれました。卵かけご飯も、牛タンも食べて美味しいと言ってくれました。

ルース、ココロにとって、私たちにとっても、思い出多き夏になりました。
こんなベルギー交換留学を提供してくれた南房総市に感謝します。
協力して下さったベルギーとジャパンのみなさまに感謝します。

この夏、やっぱり「笑って、食べて、愛されて」関連の出来事が印象に残ります。
取材をいくつか受けましたが、新聞取材とインターネット取材とでは質が違い、新聞では地元の高齢者の中で話題になり、インターネットでは遠くのヤングの中で話題になります。

また、銀座で映像収録もしました。「覚悟の瞬間(とき)」というThemeです。
インターネットを通じてみなさまにも配信になる予定ですので、その際には紹介しますので観ていただければ有難いです。もしかすると、そのうちに、映画に出演するかも。。。

南房総で妄想です。


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